MISS MORAVA 2.42m ARF

本機は、翼長2420mm・全長1960mmと非常にボリュームのある機体で大型スケールグライダーなどの曳航機として開発されたきたいです。

大型フラップを装備して、曳航機として有名な「ピラタス ターボ ポーター」同様に上空から急降下での短距離着陸を可能にしています。
キットの中身を出してみました。
写真で見ると大きさがあまりわかりにくいですが、こうして並べると畳1畳半くらいのスペースになります。
胴体は、ベニア・バルサ・オラカバフィルム仕上げで大きさのわりに非常に軽量に作られています。
メカルームには、ベニアのサーボマウントが取付済になっていて、主翼部分から後は、バルサのトラス構造にフィルムを張った軽量仕様です。
エンジンマウントを取り付ける防火壁は、厚みのあるベニア製で、搭載するエンジンに合わせてマウントを取り付けるようになっています。
エンジンは、ガソリンの30cc〜60ccが推奨されています。
カウリングは、厚手の白色ゲルコートのFRP製で丈夫なものになっています。
垂直尾翼もバルサリブ組みオラカバ仕上げになっていて、B5サイズのラジコン技術誌と比較していただくとその大きさがお分かりいただけるとおもいます。
水平尾翼もバルサリブ組みオラカバ仕上げで表面が白で裏面が赤色になっています。

このサイズの機体になると水平尾翼も板状ではなく、翼型をしています。
この水平尾翼は、アルミパイプ製のカンザシを使用して2分割できるようになっています。
尾翼の長さだけで小型電動機くらいの大きさががあります。

主翼もバルサリブ組みオラカバ仕上げになっていて、いつもながらヨーロッパ製の機体のフィルムの仕上げは、すばらしいものがあります。
主翼も表が白色、裏が赤色に貼り分けられています。
翼型は、NACA4412が採用されています。
カンザシの通る穴や、サーボコードの通る穴なども加工済になっています。
フラップは、独特のフラップヒンジの採用により上げたときは、主翼にピッタリとつき、下げたときには、ほぼ90度近く下がる構造になっています。 翼端エルロンも比較的大きくとられていて、大型の高翼でも、シッカリ舵が効くようになっているようです。
このサイズの機体は、見た目は大きくて難しそうに思えるのですが、実際に飛ばしてみると上空では、機体の挙動がユックリで意外と飛ばしやすいです。
翼端は、斜めにカットされたような独特の形になっています。
主翼全体も非常に軽量に仕上げられています。
ランディングギアは、非常に肉厚のジュラルミン製で多少のハードランディングにも耐えられるようになっています。
ボールペンと比較してもらうとその厚みがお分かりいただけるとおもいます。
主翼及び、尾翼のカンザシは、軽量で丈夫な硬質アルミパイプが使われています。
写真の下に写ってるグラス製ロッドは、エンコンロッドに使用します。
キャノピーは、左側がフロントウィンドウで右側がサイドウィンドウになっています。
サイドウインドウは、切り取って胴体の窓の部分にはめ込んで接着するようになっています。
フロントウィンドウは、平板を曲面に合わすようになっているので、この部分に少しコツがいりそうです。
写真右上の白い板は、胴体メカ室の天井部分のハッチになっています。
左下の白色は、主翼のサーボハッチになっています。
その他サーボマウントは、ノックピン等こまかな部品がはいっています。

こちらは、ヒンジとリンケージ関係の部品になっています。
写真左上の部品は、フラップのヒンジになっていて一つのヒンジをいくつかの部品を組み合わせて製作するようになっています。
右の灰色のヒンジは、エルロン・ラダー・エレベーターのヒンジになります。

尾輪は、スケールタイプの尾輪がはいっています。
メインタイヤは、付属していませんので、好みの物を別途購入していただくようになっています。
デカール類は、カッティングシートから切り出したものが付属しています。
その他、組立説明書は、イラストがメインになっていてチェコ語のものになっていますが、このクラスを飛ばされる上級者のかたらなら十分イラストの説明だけでも理解していただけるものとなっています。
この機体は、ガソリンエンジンを積んでグライダーの曳航機としてもいいですが、2気筒や水平4気筒などのグローのマルチエンジンを搭載して、スケールライクに飛ばしても味のある飛行を楽しむのも面白いかもしれません。
※ご注意※
海外輸入品のため、まれに凹みやカド部分の当りがあることをご理解の上お求めください。

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